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藍窯 堀内製陶所

編集部の齋藤です。皆さんのお家では、どんな食器を使っていますか?

三重県四日市の伝統工芸品といえば「萬古焼」があります。四日市市河原町を中心に、菰野町の山間にかけて、たくさんの窯元さんがありますが、今回は菰野町 御在所岳のふもとにある「藍窯」さんにお邪魔し、色々とお話を伺ってきました。

『ふつうのこと』を大事にしている藍窯さん。
日常生活を支える器つくりを心がけ、なるべく丈夫な器になるよう土の配合や焼き温度・時間を調整されているのだそうです。陶器なのに電子レンジ、オーブン、食器洗浄乾燥機にも対応しているとのことで、子育て中の忙しいママには嬉しいポイントです。

器の種類も豊富で、普段使いのできる飯茶碗や湯呑、小鉢、コーヒーカップ&ソーサーや丼ぶり、平皿は取り皿サイズから、ワンプレート料理にも使えるサイズなど、色んなサイズがあります。

また、『藍窯』という名前にもあるように『藍色』を使った器がほとんどです。最初の成型に型枠を使う以外は、ひとつひとつ手作りで、その道何十年の絵付け職人さんが手書きで柄をつけたり、色を付けたりしています。なので、器の色の濃さやちょっとした刷毛の模様の出方が違ったり、熟練の絵付職人さんによる絵柄はどこか「おばあちゃんの家」を思い出させてくれる懐かしさがあります。

最近は地元愛のある四日市・菰野近辺のカフェや県外からも、たくさん注文があるそうで、どんどんと新しい色柄の商品を出すのではなく、昔からの柄を受け継ぎ、割れても同じ色柄のものを買い足せるよに工夫されています。毎日使うものだからこそ、そういった配慮も素敵ですね。『ふつうのこと』を大事にされているというの藍窯さんの思いが見ていてとても感じました。

商品の販売は、ネット販売もされていますが、最近はInstagramなどのSNSを観て、直接、窯に来ていただく方も増えているとのこと。今回お話を伺ったスタッフの方は、地元で生まれ育ったの若い女性の方でしたが、三重の産業の発展を思い、一生懸命に活動をされているからだなと感じました。

アポなしで突然お邪魔したのですが、とても親切に丁寧に萬古焼の特徴や製造工程などを工場を見学しながら説明してくださり、伝統工芸品というだけでなく、そこに携わる人からも『三重愛』を感じ、なんともほっこりとした気分で見学させていただきました。

 

工場のすぐ横で販売もされているので、見学のあとはゆっくりお買い物を楽しめます。実際に商品を手に取って眺めて色の違いを確かめて、お気に入りを購入することも可能です。私もちょうど欲しかったので、プレートを購入してきました。色んな思いや物語を聞いた後なので、よりいっそう思い入れのある器をお家にお迎えすることができました。

お家の中にも、『三重』を感じられるものがあるのが心地いいです。皆さんも、お気に入りの三重の品をお家で使ってみてはいかがでしょう。

店舗情報 【藍窯 堀内製陶所】

住所 〒510-1312 三重県三重郡菰野町竹成370-8
電話 059-396-2600
ホームページ https://aigama.shopselect.net/
Instagram https://www.instagram.com/aigama0330/?hl=ja
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齋藤 裕美

齋藤 裕美

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